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ノーベル賞、来週発表 日本の候補は 4年連続の受賞なるか

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 ノーベル賞(自然科学)の発表が10月2日から始まる。過去の日本の受賞者は計22人(米国籍の2氏含む)。特に2000年以降では17人が受賞しており、予算削減など国内の研究環境悪化が懸念される中、日本の研究者が4年連続で受賞するかどうか注目される。【荒木涼子】

 ●医学生理学賞(2日)

 生体の機能解明や創薬、治療法などの功績に贈られる。昨年は生物の細胞内でたんぱく質を再利用する仕組みを解明した大隅良典・東京工業大栄誉教授(72)が受賞した。

 注目は、今年のガードナー国際賞受賞が決まった遠藤章・東京農工大特別栄誉教授(83)だ。大隅氏も15年に受賞した。遠藤氏は血中コレステロール値を下げる治療薬「スタチン」の原形の物質を発見。スタチンは体内でコレステロールを作る酵素の働きを阻害する。100カ国以上約4000万人が服用。多くの人命を救った抗生物質に続く「第2のペニシリン」と呼ばれる。

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