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働き方改革

BGMで残業抑制 USENと東海大が調査

オフィス用BGMサービスのため置かれたチューナー=USEN提供

協力企業30社を募集

 有線ラジオ放送大手のUSEN(東京都港区)は28日、「音による残業時間削減効果の研究」を東海大学と行うため、調査に協力するIT企業を公募すると発表した。USENがオフィス向けに提供しているBGMサービス「Sound Design for OFFICE」が、残業抑制に効果があるかどうかを8カ月かけて検証する。

 同社はオフィス向けBGMサービスを2013年2月から始めた。500以上ある飲食店向けBGMチャンネルから、「集中力向上」「リラックス」「リフレッシュ」「気づき」の四つの用途に合う音楽に再編集したもので、94チャンネルを提供している。「集中力向上」では、音楽療法の研究者とアーティストの協力を得てオリジナル曲を作ったほか、「気づき」ではアニメ「タッチ」のヒロイン役で知られる声優の日高のり子さんが「本日はノー残業デーです。早く帰りましょう」とアナウンスする。

 USENによると、労働安全衛生法の改正で15年から従業員のストレスチェックが義務化され、さらに昨年の広告大手・電通の違法残業事件が契機となり、働き方改革の残業対策の一つとしてオフィス用BGMが注目され、問い合わせが累計1万社に達している。

 「気づき」カテゴリーで映画「ロッキー」のテーマ曲を18時に3分間流している三井ホームでは、音楽を合図に一度いすから立ち上がって残りの業務を確認する「終礼」が定着し、残業時間を24%削減したという。USENは、こうした残業削減効果を確認し、さらにその質や精度を高めるため学術的な研究を東海大に依頼した。定時退社を促すアナウンスなどを流す時間や、音を流さない期間を8カ月間繰り返して、導入前後で効果を比較する。

 調査の参加費は無料で、チューナーなど必要な放送機材も提供する。対象となる企業は、50人以上の社員が内勤者としてオフィスに在籍しているIT関連企業で、地域は東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、名古屋。30社以上を募集する。応募と問い合わせは、USENコンテンツプロデュース統括部サウンドマーケティング課(sound@usen.co.jp)へ。【小島昇】

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