メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

輝く色彩とフォルム 日本七宝作家協会展 東京都美術館で

 <出かけてみませんか 毎日新聞社の催し>

     第51回日本七宝作家協会展(文化庁、毎日新聞社など後援)が10月7日、東京・上野の東京都美術館で開幕します。美しいフォルムと色彩--。芸術作品としての七宝の魅力を堪能できます。人気ジュエリーデザイナー、中嶋邦夫氏の作品5点も「宝石と七宝(エマイユ)を組み合わせたジュエリーの魅力」とのタイトルで特別展示します。14日まで。

     「ぎらぎらした部分が薄まり、落ち着いた色彩の渋い作品が多くなりました。多岐にわたる技法、表現力が見られ、七宝の飛躍の可能性を感じます」。同協会の松本祐昌(すけまさ)副会長は、51回展の傾向をこう評します。

     「平面」「立体」「ジュエリー」の3部門に計267点が出品され、今回創設された最高賞・内閣総理大臣賞には千葉県我孫子市の主婦、肥後永子さんの「ある母の日」が輝きました。子供のころを回想しながら制作した平面作品で、肥後さんは「降り積もる雪、静かな山里にトントンカラカラトンカラカラ……。機織りの音で目覚めた朝、祖母や母の手元には美しい彩りが広がっていました。『そうだ私も織ろう!』と、ふるさとや母、繭玉を銅板で織り上げました」とコメントしています。

     明治時代に活躍した七宝作家の名を冠した濤川(なみかわ)惣助賞は文化学園大准教授、春田幸彦さん=台東区=が受賞しました。「無駄死に、無駄口、無駄遣い」と題する人間の欲望を暗喩した立体作品で、「『口と財布は締めるが得』と言います。人間のエゴで無駄死にしたニシキヘビの訴えを表現しました」と春田さん。

     会場では、協会員が作った小品のチャリティー販売も行われ、収益の一部を毎日新聞東京社会事業団の「毎日希望奨学金」(東日本大震災で保護者をなくした学生・生徒を支援する基金)に寄託します。

     また、特別展示される中嶋邦夫氏の作品について同協会は「伝統美と革新的技術が織りなす優美で繊細なジュエリーを真近で見られるチャンスです」とPRしています。


     内閣総理大臣賞、濤川惣助賞以外の主な受賞者は次の通り(敬称略)。

     文部科学大臣賞=青木由美子 立体「雨に咲く」▽造幣局理事長賞=木村美津枝 立体「古城」▽東京都知事賞 市野妙子「祈り」▽日本七宝作家協会会長賞=山科千恵子 平面「蒼い環礁」▽同=青沼美由紀 ジュエリー「千波万波」▽審査員特別賞=田中清美 立体「botonical」▽同=今田澄 立体「有線七宝合子『夢』」▽毎日新聞社賞=蒋賢淑(ソウル在住) 立体「Between Wind and Flower-合子」▽同=三輪静子 立体「宴」


     <会期>10月7日(土)~14日(土)。午前9時半~午後5時半(最終日は午後2時まで)<会場>東京都美術館ロビー階第4展示室<入場料>一般500円、学生400円、中学生以下無料

     主催 公益社団法人日本七宝作家協会

     後援 文化庁、造幣局、東京都、公益社団法人日本クラフトデザイン協会、公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会、毎日新聞社


     t.jigyou@mainichi.co.jp

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 訃報 橋本力さん83歳=俳優
    2. 人生相談 次男の交際相手に納得できない=回答者・高橋源一郎
    3. ブラック彼氏 自分の仕事を熱く語る男はモラハラ系かも…見抜くポイントや対処法、弁護士が指南
    4. 川崎・女性刺殺 容疑者「苦しみながら死ぬ顔見たかった」
    5. 多摩川少年水死 男3人を殺人容疑で逮捕 神奈川県警

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]