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独居高齢者や障害者のごみを自宅で直接引き取る、さいたま市の「ふれあい収集」の利用世帯が、2011年度から15年度までの4年間で、高齢者に限ると2倍近くに増えたことが分かった。高齢化社会の進展に伴い行政の支援へのニーズが拡大していることがうかがえる。一方で専門家は「声を上げられない高齢者には支援が至らず、物であふれた高齢者住宅が増えている」と警鐘を鳴らす。
ふれあい収集の対象者は、65歳以上で1人暮らしの高齢者と障害者。同居者が高齢者や障害者でごみ出しができない場合なども対象となる。申請書を出し、市職員が自宅を訪問してごみを出すことが不可能と確認すれば、利用者として登録される。02年4月に始まり、14年7月には高齢者の安否確認などを事業に盛り込んだ。
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