連載

烏鷺日和

烏鷺とは「烏」を黒石に、「鷺」を白石に見立てた囲碁の異名です。

連載一覧

烏鷺日和

真の囲碁ソフト世界一は?=金沢盛栄(編集委員)

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
本因坊文裕(右)と対局する「DeepZenGo」。左端はZenを操作する加藤英樹さん=大阪市北区で3月23日、森園道子撮影
本因坊文裕(右)と対局する「DeepZenGo」。左端はZenを操作する加藤英樹さん=大阪市北区で3月23日、森園道子撮影

 <烏鷺日和(うろびより)>

 人工知能(AI)囲碁ソフトといえば、英国の「アルファ碁」の名が真っ先に挙がるだろう。昨年3月、韓国のトップ棋士を破り、華々しくデビュー。さらに、今年5月には、世界ランキングナンバーワンの中国棋士を降し、そのニュースは世界中に配信された。将棋の藤井聡太四段フィーバーの時と同じように、囲碁に関心のない人も多くがアルファ碁のことを知ったはずだ。

 アルファ碁の陰に隠れてしまった感はあるが、実は、日本発のAI「DeepZenGo」(略称Zen)がこの夏、大仕事をやってくれた。中国で開催された囲碁ソフトの世界大会で、Zenは並み居る世界のAIを破って優勝したのだ。実際のプロ棋士の世界では、日本は十数年来、中韓の後じんを拝している。AIの大会とはいえ、久しぶりの朗報に、日本の囲碁ファンは大いに留飲を下げた。

この記事は有料記事です。

残り860文字(全文1226文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集