西鉄バス元運転手

石綿労災認定「点検で吸引」 昨春死亡

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 西日本鉄道(本社・福岡市中央区)でバスの運転手として30年あまり勤務し、アスベスト(石綿)関連疾患の中皮腫を発症して死亡した佐賀市の男性について、佐賀労働基準監督署が今年5月に労災認定していたことが分かった。男性は毎日乗務前にバスの下に潜って点検するなどしており、同労基署はブレーキなどに使われていた石綿を吸い込んだと判断した。バス運転手の石綿被害は知られておらず、被害者団体は「健康診断などの対策が必要だ」と警鐘を鳴らす。

 遺族などによると、労災認定を受けた河野志喜男(しきお)さんは1964年に西鉄に入社し、97年まで北九州市と佐賀市、福岡市の営業所でバスの運転手として勤務した。退職後の2015年8月に中皮腫を発症して昨年4月に83歳で死亡。遺族が同6月に労災請求した。

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