手や指がかさかさしたり、かゆくなったりする皮膚の荒れ。最近では、スマートフォンなど電子機器で指を酷使したことによるとみられる皮膚荒れが増えているという。主に「指荒れ」が目立つ“現代版手荒れ”の現状と対策について、専門家に聞いた。【増田博樹/統合デジタル取材センター】
一般的な手の荒れは、繰り返し手や指を使うことで発症する。これまでは、水を多く使う主婦、美容師、飲食店員、紙幣などを扱う銀行員などによくみられた。放置すると、雑菌などから手を守るバリアー機能が衰えて、皮膚の奥まで刺激物が入り込み、出血や水ぶくれなどの症状になることもある。
洗濯機や食器洗い機などの普及で、本来なら患者が減るところだが、今も症状を訴える人の数は大きく変わっていない。手や指の荒れに詳しい野村皮膚科医院(横浜市)の野村有子院長は「減るはずなのに減らないのは何か原因がある。多くの人が触って使うもの。今、それはスマートフォンではないでしょうか」と指摘する。
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