秋の高校野球
県大会 決勝は開星VS石見智翠館 ともに中国大会へ /島根
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県高校秋季野球大会(県高野連など主催、毎日新聞松江支局など後援)は30日、松江市営野球場で準決勝2試合があった。開星が4-1で益田東を降し、石見智翠館は8-0で大田に快勝した。決勝は松江市営野球場で1日午後0時半から、3位決定戦は同午前10時からある。上位3校は、27日に広島県で開幕する中国大会に出場する。【前田葵、根岸愛実】
▽準決勝
開星
011000011=4
001000000=1
益田東
開星が小刻みに加点し、益田東に主導権を握らせなかった。二回1死二塁、中村の左越え適時二塁打で森岡が還り先制。三回は単打に足を絡めて加点。終盤も、八、九回に山根の適時二塁打などで各1点を挙げてだめ押し。益田東は三回、単打や犠打などで1点を返したが、相手の好守にも阻まれ、及ばなかった。
大田
000000000=0
01401110×=8
石見智翠館
石見智翠館が13安打を放って大勝した。二回1死一、三塁、鶴の犠飛で西村向が生還し先制。三回には上田の適時三塁打と、小川、松浦の適時二塁打など連続長短打で一挙4得点し突き放した。投げては鶴、迫広、矢野が、大田打線に三塁を踏ませず零封した。大田は5安打を放ったが、あと一本が出なかった。
直球勝負で優勝目指す 石見智翠館・鶴仁(つる・じん)投手(2年)
ここまで全4試合に先発し、無失点試合が続くチームの快進撃に貢献している。
準決勝も7回で、打者24人に対し被安打3、7奪三振と好投。「初回から飛ばしていった。最後まで投げたかった」と苦笑いした。
登録選手となったのは、今大会が初めて。末光章朗監督は「性格が素直で、点を取られても変わらない投球ができる」とエースナンバーを任せた理由を話す。
野球を始めたのは小学2年生の時で、投手一筋できた。得意とする内角への直球はずっと意識して練習してきたという。今は持久力をつけるため、重ね着をしてランニングをするなどし、鍛えている。
この日の投球について「先頭打者や、アウトを取った後の初球で打たれている」と反省点を口にし、冷静に自己分析する一面も見せる。決勝の開星戦に向け「スピードでは負けない。優勝して先輩方にいい報告がしたい」と意気込んだ。【前田葵】