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河村宏(かわむら・ひろし)さん(70)
視覚障害者らの読書や学習に欠かせないデジタル録音図書「デイジー」の開発・普及で旗振り役を務めた。視覚障害者や図書館員らが規格を作り、メーカーに提案してできた。「技術開発の手順の逆をみんなでやった。科学技術の歴史でもまれだ」と笑う。
録音図書の主流だったカセットテープはデータを長期保存できず、次世代の録音図書が求められていた。「技術の転換期に居合わせた者として責任がある。役目を果たさないと」。1990年代半ばに国際図書館連盟の盲人図書館部門の議長を務めるなど、国際標準規格づくりの実施責任者…
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