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チャーター機で「赤ちゃん泣かない」飛行 結果は

「赤ちゃんが泣かない!? ヒコーキ」フライトで泣き続ける子どもをあやす乗客=2017年10月1日、米田堅持撮影

 全日本空輸(ANA)は1日、2歳以下の乳幼児36人を含む親子34組114人を乗せた「赤ちゃんが泣かない!? ヒコーキ」フライトを行った。

 ANAによると乳幼児連れの乗客は国内線で1.6%、国際線では0.8%。小さな子どもを持つ親子連れが飛行機による旅行を避ける理由に、子どもが機内で泣いてしまうことで周囲に迷惑をかけることがあると考えられている。

 今回のフライトは、乳幼児が機内で泣かないことをめざす「赤ちゃんが泣かない!? ヒコーキプロジェクト」の一環として企画されたチャーターフライト。プロジェクトには、ベビー用品の総合メーカーのコンビ、心拍数などの生体情報モニタリングが可能な素材hitoeを共同開発している東レとNTTも参加。フライトには4社の3歳未満の子どもを持つ社員が参加した。

 泣く原因として、離着陸時の気圧変化で起きる耳痛があることから、機内では、コンビのベビーマグで飲み物を飲んだり、乳幼児用のタブレット食品を離着陸前に摂取することによる効果の確認や、乳幼児に装着したhitoeを使い得られたデータをスマートフォンで確認したりした。

 機内では、朝が早かったり慣れない環境のためか、「エンジン全開」で泣き出す子どもが続出。両親らや子どもを持つ客室乗務員らがあやすと泣き疲れて寝てしまう子どももいた。

 娘の夏葵(なつき)ちゃん(1)とともに搭乗したANAテレマートの宇井梓さんは「子どもが生まれてから、鳴き声で迷惑をかけてはいけないと思い、ちょっと旅行にということがなくなった。赤ちゃんの泣き声を気にせずに移動できるようになったら」と話した。

 NTTは「hitoeは乳幼児のデータが少なかったこともあり、これからの解析が楽しみ。乳幼児特有の心臓の波形も考えた調整などをしていきたい」、東レは「装着時に乳幼児がぐずらないようにしていきたい」、コンビは「フライトで得られた情報をもとに今後の製品開発などにいかしていきたい」と述べた。ANAは「今日の段階で泣かないフライトの実現はできないが、今回のフライトなどをもとに、お客様が乳幼児連れでも安心して乗れるようにしていきたい」と今後の抱負を語っている。【米田堅持】

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