秋の高校野球

県大会 開星、延長戦制しV 3位・益田東も中国大会へ /島根

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【開星-石見智翠館】十二回表開星1死、才木の左越え本塁打で勝ち越し、歓喜する選手ら=松江市上乃木の松江市営野球場で、根岸愛実撮影 拡大
【開星-石見智翠館】十二回表開星1死、才木の左越え本塁打で勝ち越し、歓喜する選手ら=松江市上乃木の松江市営野球場で、根岸愛実撮影

 県高校秋季野球大会(県高野連など主催、毎日新聞松江支局後援)は1日、松江市営野球場で決勝と3位決定戦があった。決勝は、今夏、甲子園出場の開星が石見智翠館に延長の末、6-5で競り勝ち、2009年以来、8年ぶり6回目の優勝を果たした。3位決定戦は、益田東が大田に6-0で快勝した。上位3校が出場する中国大会は、27日から広島県の尾道市と福山市で開かれる。【前田葵、根岸愛実】

 ▽決勝

開星

  001000040001=6

  000003101000=5

石見智翠館

 (延長十二回)

 開星が、延長十二回、才木の決勝ソロで接戦に終止符を打った。3点を追う八回、死球と杉本、持田の連打で無死満塁とし、代打・松本の右翼線2点適時打が相手のミスも誘って同点。暴投で松本も還り逆転した。九回に追いつかれたが、2番手・才木が連打を許さず、しのいだ。石見智翠館は六回、主軸の3連続二塁打などで3点を挙げ逆点。九回も単打と暴投で追いつき粘ったが、あと一歩及ばなかった。

 ▽3位決定戦

大田  000000000=0

益田東 10201020×=6

 益田東が投打に圧倒した。一回、敵失で出塁した荻野が中山の中前適時打で生還し先制。三回は2死二塁から稲林、藤本の連続長短打で2点を追加し、その後も着実に加点。稲林は全4打席で安打を放ち2打点を挙げた。投げては、和田が八回まで連打を許さず完封した。大田は九回、浜、岩倉の連打で粘ったが後続を断たれた。

取られた点、取り返す 開星・才木来慎(さいき・らいじん)投手(2年)

投打に活躍した開星の才木来慎選手=松江市上乃木の松江市営野球場で、前田葵撮影 拡大
投打に活躍した開星の才木来慎選手=松江市上乃木の松江市営野球場で、前田葵撮影

 「相手の球と相性がいいと感じた。内角高めの直球は狙い通りだった」

 延長十二回、人生初の本塁打が、優勝を決める一打となった。自らの暴投で延長を招いただけに「自分で取られた点を取り返した。守ってくれたみんなのおかげ」と感謝した。

 先発の加納智也投手(2年)から「任せたで」と声をかけられ、マウンドに上がったのは八回。1点差で迎えた九回2死一、三塁、「たたきつけてしまった」投球が捕手のミットをそれ、試合を振り出しに戻した。しかし「次で抑えよう」と気持ちを切り替えたことが、投打に奏功した。

 今夏の甲子園はスタンドから応援。同学年の仲間の姿も見ながら「打たれない投手になりたい」と奮起した。足腰を鍛えるために走り込み、直球に磨きをかけ、球速が確実に増したという。

 目標は140キロ後半。「今まではエースの中村に頼ってばかりだった。先発でも抑えでもしっかり投げられるようにしたい」と中国大会を見据えた。【前田葵】

またも「あと一歩」

 ○…大田は2年連続で3位決定戦で敗れ、中国大会出場を逃した。浜泰生主将(2年)は「中国大会出場は新チームが始まってから目標にしていた。先輩たちのリベンジを果たしたかった」と悔しさをにじませる。持田茂彦監督は「去年も今年もあと一歩。6点取られたがそのうち4点は防げたと思う。守備を鍛え、この壁を越えたい」。浜主将も「大会で感じた上位入賞校との差を冬に埋める」と決意を新たにした。

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