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「国慶節」で自賛報道 党大会控え権威強調

国慶節を祝って中国国旗「五星紅旗」が飾られた街角でシェア自転車に乗る女性。車輪部分に中国語で「すごい 中国」と書かれた新車両だ=中国・上海で2017年10月1日、林哲平撮影

 【上海・林哲平】中国の建国記念日「国慶節」の1日、中国メディアはインターネットを活用した経済発展や国際的な影響力拡大を特集した記事を一斉に報道し、街頭にも自賛の動きが広がった。共産党大会を18日に控え、メディアを動員した国威発揚で党の権威を強調する狙いだ。

 中国国営中央テレビは1日午前5時半から16時間に及ぶ特集番組「すごい わが国」を放送。世界最長の海上橋の建設に従事する労働者やケニアで中国企業が敷設した鉄道の利用者らが登場し、カメラに向かい「中国が大好き」と話す内容だ。国営新華社通信は▽高速鉄道(中国版新幹線)▽モバイルマネー▽シェア自転車▽ネットショッピングを中国の「新四大発明」として、農村の生活を改善したと報じた。

 報道以外でも同様の動きが目立つ。シェア自転車大手で世界で1000万台以上を展開するOFO(北京)は8月末に車輪部分に「すごい わが国」と書いた新車両を投入。中国郵政は9月末、「新四大発明」の切手を発売した。

 報道では「共産党なくして新中国なし」として党の役割を強調。「発展は大きな自信だ」(上海市の李栄さん)との歓迎が多い。一方で「大国は自らを誇らない。自賛のテレビ番組や本が多いと聞く日本同様に自信を持ちきれていない表れ」(同市の女子大学生)との冷静な声もあった。

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