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激動の世界を読む

北朝鮮核・ミサイル危機 「圧力後」構想はあるか=アジア調査会会長・五百旗頭真

 世界は北朝鮮の非核化を求めて、対話と圧力の双方を試みてきた。しかし北朝鮮は核開発をやめなかったし、体制崩壊にも至らなかった。外部が想定するよりも北朝鮮は国家として強靱(きょうじん)であり、堅忍不抜の意思を持って核保有国の地位を追求し続けている。

北朝鮮経済と外交の挫折

 その理由は深い挫折を経て到達した北朝鮮の路線だからだと思う。1980年代の北朝鮮は、経済的に韓国に引き離され、ソウル・オリンピックによって韓国が世界から祝福されるのを見なければならなかった。北朝鮮の焦燥の深さは、大韓航空機を爆破するテロに及んだことにも示された。トウ小平の「改革開放」によって80年代の中国は経済高度成長を開始したが、北朝鮮はそれに続くこともできなかった。「東アジアの奇跡」と呼ばれた地域的な経済発展連鎖から、北朝鮮は取り残されたのである。

 冷戦終結期に、北朝鮮の国際的孤立はさらに深刻化した。友邦であったソ連と中国が相次いで韓国と国交を結…

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