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白井、暫定4位…個人総合予選

 【モントリオール(カナダ)田原和宏】体操の世界選手権は第1日の2日、男子予選が行われた。内村航平(リンガーハット)が7連覇を断たれた個人総合は、同種目で初めて代表入りした白井健三(日体大)が85.697点の暫定4位だった。3日の最終4班を残して、前回2015年世界選手権銀メダルのマンリケ・ラルドゥエト(キューバ)が86.699点で暫定トップに立った。昨夏のリオデジャネイロ五輪銀のオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)は5位だった。

     白井は鉄棒の手放し技で落下した以外は、安定した演技を披露した。種目別では床運動が15.766点、2本の平均で争う跳馬は14.949点で、ともに暫定首位に立った。跳馬では安里圭亮(相好ク)が暫定3位に入り、鉄棒の宮地秀享(茗渓ク)は暫定6位だった。あん馬は13年優勝の亀山耕平(徳洲会)が予選敗退した。

     個人総合は上位24人、種目別は上位各8人(いずれも各国・地域最大2人)が決勝に進出する。

    内村離脱、動じず

     内村が会場から離れる際に肩をたたかれた。内村の跳馬でのけがに動じることもなく、白井は気持ちを強く持ちながら演技を続けた。「ここでこそ自分の力が試される。僕は世界一、練習を通してきた自信がある。こんなことで絶対にぶれない」。続く平行棒では倒立姿勢を崩すことなく演技を重ねて、最後の着地も懸命に踏みとどまった。

     まだ21歳の白井だが、世界選手権は今回で4回目になる。個人種目は過去3回、種目別の床運動で金銀合わせて三つのメダルを獲得しているが、個人総合は初出場。結果と点数にこだわらない「初心者」の気持ちで臨んだ。だからこそ、これまで試合中でも内村に積極的に話し掛けるなど貪欲に学んできた。その内村の離脱に動揺しても不思議ではないが、「後継者」を自任するからこそ最後まで演技はぶれなかった。

     つり輪でスタートした予選。以前は苦手だったが体のぶれを最小限にとどめ、続く跳馬では高得点をマーク。鉄棒こそ手放し技の「屈身コバチ」で落下したが、「試してみた」と振り返る度胸があった。床運動、あん馬も小さなミスはあったが、最後まで初心を貫いた。

     17歳で床運動と跳馬のスペシャリストとして世界に羽ばたいたが、当時からオールラウンダーを目指してきた。日体大に入学後は鉄棒の車輪やあん馬の旋回など基本を一から学び直した。昨年は全日本選手権2位、今年は個人総合で世界切符をつかんだ。また一つ階段を上がった。【田原和宏】

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