メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

武田 砂鉄・評『うしろめたさの人類学』松村圭一郎・著

◆『うしろめたさの人類学』松村圭一郎・著(ミシマ社/税別1700円)

 ほとんどの座席が埋まっている車両なのに、優先席だけがガラ空きになっていることがある。専用席ではなく優先席なのだから、譲るべき人が来るまでは座っているのだが、どうやら「座らないほうがいい席」と考えている人が多いようなのだ。それって、他者をいたずらに回避する考え方にも思えてしまう。

 フィールドワークで20年近くエチオピアを訪れ続けてきた文化人類学者は、「見なかった/いなかったこと」にして、他者と関わらない人々がつくる「ふつう」を疑う。自分の傍らにいる他者を見逃すからだ。

この記事は有料記事です。

残り649文字(全文919文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 世界の感染、1日で過去最多21万人増 米、ブラジルで拡大 新型コロナ

  2. 木村花さんが死の前に母に告白したフジテレビの「あおり」とは 被害者からの反論

  3. 国家試験、高校生18人受験できず 1種電気工事士、教員申し込み忘れ 福島

  4. 静岡で工場火災 消防隊員3人、警察官1人と連絡とれず 煙充満、捜索難航

  5. ORICON NEWS 『天才!志村どうぶつ園』16年の歴史に幕 10月から相葉雅紀MCの新番組

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです