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海外特派員がそれぞれの赴任先の「街角」で感じたことを届けるコラム。

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移民をルーツに持つ パリ支局・賀有勇

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 「どこの出身?」。地中海を渡り欧州を目指すアフリカからの難民や移民の取材のため、パリの空港に向かうタクシーの中で運転手のウラスさん(36)に尋ねられた。

 「日本」と答えると、彼は驚いた様子だった。私は米国出身の父と日本人の母を持つ。「東洋人」というよりは「西洋人」風の容姿から、私が日本人であることは予想外だったのだろう。

 父のルーツが19世紀に渡米した北欧ノルウェー移民であること。その父も若くして日本に移り住み、日本国籍を取得したことを説明した。ウラスさんの両親はモロッコからの移民だが、自身はフランス生まれのフランス人という。「移民をルーツに持つ」という共通点から、車内での会話が弾んだ。

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