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ノーベル物理学賞

LIGOの新井さん「一助になれ光栄」

LIGO(ライゴ)での観測に携わる米カリフォルニア工科大の新井宏二上席研究員=東京都千代田区で、渡辺諒撮影

米カリフォルニア工科大 「重力波の検出に直接携わって…」

 今年のノーベル物理学賞は、重力波を初検出した装置「LIGO(ライゴ)」の観測を率いた米国の3人に決まった。アインシュタインの「最後の宿題」とも言われた重力波の観測に世界で初めて成功した「LIGO」には、日本人研究者も参加している。国立天文台(東京都)から8年前に米カリフォルニア工科大に移った新井宏二上席研究員(45)だ。ノーベル賞決定に「重力波の検出に直接携わり、受賞の一助になれたことを光栄に思う」と喜んだ。

     観測した重力波は、地球と太陽との距離(約1億5000万キロ)をわずか水素原子1個分変化させる程度の効果しかなく、検出装置内の機器のぶれは天敵となる。

     新井さんは、地面の動きなどで機器がぶれてしまうのを、磁力などを使って最小限に抑える新しい制御方式を考案した。新井さんは「自動車レースのフォーミュラワン(F1)のように、最高品質の各部品を、最高の技術で組み上げ、運転しなければ観測は成り立たない」と話す。

    日本でも重力波検出装置「KAGRA」19年観測開始予定

     一方、日本でも東京大などが岐阜県飛騨市に巨大な重力波検出装置「KAGRA(かぐら)」を建設し、2019年の観測開始を予定する。LIGOは地上だが、KAGRAは鉱山の地下に設置され、地震などによる揺れを地上の100分の1以下に減らせる。さらに装置内を極低温にして分子レベルの振動も抑える。

     KAGRA計画の代表を務める梶田隆章・東大宇宙線研究所長は3日夜、記者会見し「この非常に大切な研究をKAGRAで発展させていきたい。(受賞は)我々にも力を与えてくれる」と話した。【渡辺諒、酒造唯、荒木涼子】

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