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スピードスケート選手 高木菜那さん・美帆さんの父 愛徳さん/下 聞かない、今を見守る

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ナショナルチーム合宿で報道陣の質問に答える高木菜那選手(左)と美帆選手=宮間俊樹撮影
ナショナルチーム合宿で報道陣の質問に答える高木菜那選手(左)と美帆選手=宮間俊樹撮影

 <くらしナビ ライフスタイル>

 2009年12月。翌年のバンクーバー冬季五輪に向けたスピードスケート代表選考会で、当時15歳の高木美帆選手(23)=日体大助手=は「新星」として、鮮烈な印象を残した。得意の1500メートルで優勝し、選考基準をクリア。09年1月の全日本ジュニア選手権で500、1000、1500メートルの3冠を達成するなどスケート関係者から「14年ソチ五輪の星」と期待された少女は、一足飛びに大舞台への切符を手にした。

 シンデレラガールに取材が殺到した。しかし北海道幕別町立札内中3年だった美帆選手にとって、高校受験を控えた大事な時期。父愛徳(よしのり)さん(60)は日本スケート連盟や学校と相談し「親として取材は受けるが、自宅に来るのはやめてほしい」など取材ルールを作った。「『他の生徒にも迷惑をかけてはいけない』と感じていた中で、学校は相当苦労したと思う」。愛徳さんは当時の周囲の対応に感謝する。

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