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ゲノム編集最前線/下 国の指針や法整備、議論の場を 日本ゲノム編集学会長 山本卓・広島大教授に聞く

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日本ゲノム編集学会長の山本卓・広島大教授=広島県東広島市の広島大で、鳥井真平撮影
日本ゲノム編集学会長の山本卓・広島大教授=広島県東広島市の広島大で、鳥井真平撮影

 生物の遺伝子を効率よく改変する新技術「ゲノム編集」について、昨年4月に設立された日本ゲノム編集学会長の山本卓・広島大教授(ゲノム生物学)に話を聞いた。

 --2012年に登場したゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」による研究の現状は?

 国内では、筋肉細胞の増殖を抑える遺伝子を改変し、肉量を増やしたブタやマダイのほか、腐りにくいトマト、収穫量が上がるイネなど食物の開発が進んでいる。私の研究室でも、バイオ燃料を作り出す藻類「ナンノクロロプシス」を遺伝子改変して生産量を上げる研究に取り組んでいる。

 --難病治療など、医療への応用にも期待がかかる。

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