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将棋

第76期名人戦A級順位戦 佐藤康光九段-久保利明王将 第18局の4

佐藤快勝、2勝目

 午後8時を過ぎ、関西将棋会館の棋士控室が閑散となった。形勢は佐藤断然よし。早い終局もうわさされ、“久保応援団”の熱気が冷めてしまった感じである。

 心なしか、対局室の久保も淡々とした様子に見える。「ずっと苦しい将棋だったので、敗戦を覚悟しているのかもしれません」とは控室の声だ。

 だが佐藤の闘志あふれる姿はいつもと変わらない。歯をくいしばり、時々久保をチラ見する視線はゾッとするほど鋭い。

 [先]3三歩成[後]同金と成り捨てた後、控室では[先]5五角を検討していたという。次に[先]7四桂をみた厳しい一着だが、記録係から残り1時間になったことを告げられた佐藤が選んだのは石橋をたたく[先]3九歩。竜の利きを止めて自陣の心配を取り除く、実に手堅い一着である。「この将棋は負けられない」。佐藤の顔にそう書いてあった。

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