JR九州の青柳俊彦社長は4日、毎日新聞のインタビューに応じ、7月の九州北部豪雨で被災し一部区間が不通の日田彦山線について、同社単独の費用負担による復旧は困難との認識を明らかにした。今後、沿線自治体が一定の費用を負担したうえでの鉄道復旧や、バス、タクシーなど鉄道以外の輸送手段による切り替えを選択肢として地元関係者と協議する意向だ。
日田彦山線は橋りょうの損傷や駅、トンネルへの土砂流入など63カ所で被災し、添田(福岡県添田町)-夜明(大分県日田市)間が不通になっている。JR九州は復旧工法を検討中だが、被災規模や範囲が大きく、復旧費や復旧時期は見通せていない。青柳社長は「復旧費は巨額になり、JR九州だけで負担するのはかなり厳しい。国の補助や地元の負担で復旧するのか、バスなどの輸送手段にするかを選択肢として協議し、一番ふさわしい…
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