ずらりと並ぶ顔写真に圧倒される。その数3000枚以上。9月下旬に訪れたイラク・クルド人自治区東部スレイマニヤの博物館に展示されていた。「パパ、これは誰?」「悪と戦い、亡くなった人たちだよ」。クルド人の親子が話している。
写真は、2014年以降に過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘で死亡したクルド自治政府の治安部隊「ペシュメルガ」や、シリアの民兵組織「人民防衛隊」(YPG)のクルド人兵士のものだ。若い女性も多い。
クルド語で「死を恐れぬ者」を意味するペシュメルガ。「彼らは血を流しクルドの地を守った英雄です。その栄誉をたたえる展示です」。博物館職員のデラワルさん(42)が説明してくれた。
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