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ノーベル文学賞

「日本はもう一つの古里」イシグロさん

ノーベル文学賞の受賞が決まった小説家のカズオ・イシグロ氏=東京都千代田区で2015年6月9日、小出洋平撮影

 今年のノーベル文学賞に、日系イギリス人作家のカズオ・イシグロさん(62)が選ばれた。

 記憶を残すか捨てるかの葛藤を通し、価値が激しく変化する時代の人間の弱さを描いてきた。平易な文章で、世界に多くの読者を持つ作家だ。

 2015年6月、10年ぶりの長編小説として発表した「忘れられた巨人」(土屋政雄訳)の宣伝のため来日した際にインタビューした。「ほお……。初めて聞きました。本当ですか、なぜですか」。イシグロさんがソファから身を乗り出したのは、私が「日本では東日本大震災後、負の歴史をなかったことにし、例えばヘイトスピーチを容認するかのような排外的空気が強まっている。どう思うか」と問うた時だ。日本語は話せないが、かなり聞き取れるのだという。

 「忘れられた巨人」は、老夫婦が息子捜しの旅をするラブストーリー。6世紀ごろのグレートブリテン島を舞…

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