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今年6月、江戸時代初期の古い人形浄瑠璃「越後国柏崎 弘知法印御伝記(こうちほういんごでんき)」がロンドンの大英図書館で凱旋(がいせん)上演されて成功を収めたことは記憶に新しい。8年前の約300年ぶりの「御伝記」復活公演の協賛など、世界に誇るべき日本の古典芸能などを地道に支援する企業がある。新潟県柏崎市に本社を置く製菓会社大手ブルボンである。4代目社長として就任21年となる吉田康社長に、近年広がる企業の社会貢献活動への取り組みを聞いた。インタビューで、吉田氏は世界的な日本文学者ドナルド・キーン米コロンビア大名誉教授の業績などを紹介する国内唯一の資料館「ドナルド・キーン・センター柏崎」の運営に絡んで、後継者不足などに悩む古浄瑠璃をきちんと継承するための拠点として整備活用する方向で検討を始めたことを明らかにした。【聞き手・中澤雄大/統合デジタル取材センター】
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