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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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秋の高校野球

県大会 明石商VS西脇工 きょう決勝 ともに近畿大会へ /兵庫

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明石商の加田悠真投手=兵庫県明石市の明石トーカロ球場で、黒川優撮影 拡大
明石商の加田悠真投手=兵庫県明石市の明石トーカロ球場で、黒川優撮影

 秋季県高校野球大会(県高野連主催)は7日、明石市の明石トーカロ球場で準決勝2試合があった。2年ぶりの優勝を狙う明石商は、エース加田が好投し市尼崎にコールド勝ち。初優勝を狙う西脇工は終盤の逆転劇で神港学園を降した。明石商と西脇工は21日に大阪市で開幕する近畿大会への出場を決めた。8日は、近畿大会への残り一つの出場枠をかけた市尼崎-神港学園の3位決定戦(午前10時)と、明石商-西脇工の決勝(午後0時半)が同球場である。【黒川優、望月靖祥】

 ▽準決勝

市尼崎 000000=0

明石商 006301=10

 (六回コールド)

 (市)田辺、白石-佐藤

 (明)加田-山本

▽本塁打 勝本(明)

▽二塁打 金丸2(市)加田(明)

【市尼崎-明石商】三回裏明石商一死満塁、山本のスクイズで岡部(左)が生還し先制=兵庫県明石市の明石トーカロ球場で、黒川優撮影 拡大
【市尼崎-明石商】三回裏明石商一死満塁、山本のスクイズで岡部(左)が生還し先制=兵庫県明石市の明石トーカロ球場で、黒川優撮影

 明石商が大勝。両チーム無得点の三回に山本のスクイズで先制し、勝本の3点ランニング本塁打などで一挙6点を奪った。その後も加田の2点適時二塁打などで加点した。投げては加田が6回無四球で相手打線を零封。市尼崎は一回に2死一、三塁の好機を作ったが生かせず、その後は打線がつながりを欠き、三塁を踏めなかった。

西脇工

  000002220=6

  010200001=4

神港学園

 (西)山中、西山-西山、江口

 (神)亀谷、羽地-戸倉

▽三塁打 西村2、山中(西)

▽二塁打 斉部、亀谷(神)

【西脇工-神港学園】七回表西脇工2死一、二塁、西山の左前勝ち越し打で二塁から生還した岸本(背番号9)をタッチで迎える西脇工ベンチ=兵庫県明石市の明石トーカロ球場で、望月靖祥撮影 拡大
【西脇工-神港学園】七回表西脇工2死一、二塁、西山の左前勝ち越し打で二塁から生還した岸本(背番号9)をタッチで迎える西脇工ベンチ=兵庫県明石市の明石トーカロ球場で、望月靖祥撮影

 西脇工の打線が後半につながり逆転勝ちした。六回に西村の2点三塁打で1点差とし、七回には2死二塁から岸本の中前打で同点。さらに一、二塁と攻め、西山の左前打で勝ち越した。八回には西村の三塁打と敵失などで2点を加えた。神港学園は毎回のように好機を作ったが、相手先発・山中の粘り強い投球に要所を抑えられた。

強気にリード

 ○…西脇工の3番・西山大貴選手(2年)が攻守に活躍し、チームを初の近畿大会出場に導いた。打っては七回に左前勝ち越し打を放つなど5打数3安打1打点。守っては捕手として1年生エースの山中勇人投手を強気にリードした。九回2死からは疲れの見えてきた山中投手をリリーフし、わずか1球で最後の打者を内野ゴロに打ち取った。

 勝ち越し打の場面を振り返り「打ったのは直球。変化球から狙いを変えたのが正解だった」。近畿大会に向け「新チームのテーマ『粘り強く』の通り、うちらしい試合をしたい」と力強く語った。


 ■熱球

強まるエースの自覚 明石商・加田悠真投手(2年)

 大きく振りかぶり、打者に背番号「1」を見せつけるように体をひねりながら右足を高く上げ、左腕を振り下ろす。フォームは豪快だが、緩急をつけたボールを繊細に投げ分ける。試合後、「いつも通り丁寧に投げられた」と表情を緩めた。

 昨秋からエースを任され、今夏の兵庫大会は全試合先発し、決勝まで勝ち進んだが、神戸国際大付の重量打線に屈し、あと一歩で甲子園を逃した。「ふがいない投球のせいで先輩の夏を終わらせてしまった」。悔しさを胸に夏以降、走り込みや筋力トレーニングでスタミナを付け、フォームも改良した。

 今大会はこれまで、社、報徳学園、育英という強豪との戦いが続いた。この日の準決勝を含め全4試合を1人で投げきり、わずか2失点。「四球を出さずに、よいリズムで攻撃につなげられている」と手応えを口にする。「この先もみんなの思いを背負って投げる」。決勝とその先の近畿大会に向け、エースの自覚は強まるばかりだ。【黒川優】

〔神戸版〕

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