中心部に城塞(じょうさい)を持つイラク・クルド自治区の主要都市アルビル。6000年以上前から人の定住が始まったとされ、アッシリア人、バビロニア人、ペルシャ人など多くの民族が支配してきた。2014年には世界遺産に登録された。
警備員のデリヤさん(37)によると、06年まで市民が住んでいたが、自治政府が移住させた。その後、観光施設として整備され「今は1日200人の観光客が来る。独立してクルドの知名度が上がればさらに増える」。9月に実施された独立を問う住民投票の効果にデリヤさんは期待する。
一方、城をかたどった磁石を1ドル(約113円)で売る土産物店主は、投票強行で生じた周辺国との緊張関係を心配する。「国境を封鎖されたら外国人は来ない。投票は正しい選択だったのか」
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