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くらしナビ・ライフスタイル

動作の基本、子どものうちに

今年7~8月、宇都宮大の加藤謙一教授が小学4~6年生を対象に開いた「かけっこ教室」で走る子どもたち=加藤教授提供

 ●前転で頭打つ子も

 「マット運動で前転をする時に首を曲げられず頭を打つ子や、ボール投げで右手と右足が同時に出る子がいる」。非常勤講師として東京都内の公立小中学校で体育を教える男性(35)は、子どもたちの現状をこう説明する。男性によると、サッカーは抜群にうまいが全く泳げないなど極端な例もある。スポーツ少年団やスクールで特定のスポーツにだけ取り組むことで、幅広い動きを身につけられていないケースもある。

 こうした動きの質の低下は、就学前の幼児期から始まっている可能性がある。宇都宮大学の加藤謙一教授(発育発達学)らが2015年に行った調査では、36年前の幼児と比べて走る能力が劣っていることを示唆する結果が出た。調査は5歳の男児12人と女児14人を対象に25メートル走をビデオカメラで撮影し、タイムや地面に足がついている時間など8項目について分析。1979年に5歳の男児15人、女児13人を対象に行われ…

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