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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第76期名人戦A級順位戦 羽生善治王座-行方尚史八段 第19局の4

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羽生、懸命に読む

 羽生は[先]4七桂~[先]6四歩~[先]5四角の攻め筋に期待した。右玉攻略は6三の銀を揺さぶるのがコツだ。6六の銀は「下手に取ると後手の駒に勢いがつく」と言う。

 行方は銀を取り、[後]6三銀とはじいた。角を追い払って反撃に転じる--そんなシナリオを描いていたが、羽生に[先]同角成と食いちぎられ、行方はがくぜんとした。「[後]6三銀で手番が握れると思っていた。甘過ぎた。角を切られて、逆に手番がこなくなった」と感想戦で行方は反省した。

 羽生の[先]5五桂打のつなぎ桂が迫力十分。[後]5三金は[先]6三歩[後]5二玉[先]3三歩で小駒の攻めがつながる。[後]6三同玉と取り返した局面。一見つかみどころのない後手玉だが、[先]7三歩が攻めの足場を生み出す好手だ。次に[先]7二銀の王手飛車が厳しい。[後]7三同銀は[先]7六銀[後]同歩[先]7五桂[後]7四玉[先]7六金で寄り筋に入る。

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【第79期名人戦】

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