米国・トルコ

ビザ相互停止 クーデター処理巡り対立

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 【エルサレム高橋宗男】米国とトルコの関係が悪化し、互いに相手の国民に対するビザ(査証)の発給を停止する事態に発展している。背景には、昨年7月にトルコ軍の一部が企てて失敗したクーデターで、トルコ側が首謀者とする在米イスラム教指導者ギュレン師の扱いを巡るあつれきがある。両国は北大西洋条約機構(NATO)に加盟する同盟国で中東・欧州の安全保障に重要な役割を果たしており、対立の深刻化の影響が懸念される。

 ビザ発給停止の直接のきっかけは、ギュレン師支持者と接触したとして、在イスタンブール米総領事館の現地職員をトルコ当局が今月4日に逮捕したこと。これに反発した在トルコ米国大使館は8日、「トルコ政府による米国の在外公館や職員の安全確保に対する責任を見直さざるを得ない」との声明を出し、米国での一時滞在に必要な非移民ビザの発給を中断すると発表した。

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