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野鳥とともに

/7 出水・高尾野(鹿児島県) ツル越冬地、分散の試み

出水平野の上空を舞うマナヅル=鹿児島県出水市で、フリーカメラマンの尾上和久さん撮影

 出水(いずみ)・高尾野は、鹿児島県北西部の出水平野を流れる三つの河川の河口域にある干拓地です。毎年秋になると、ロシア東部や中国東北部の湿地で繁殖するナベヅルやマナヅルがこの地を訪れ、翌年の春まで過ごします。その数は、ナベヅルが世界中の生息数の約9割にあたる1万3000羽、マナヅルはおよそ半分の3000羽にもなります。また、日本ではあまり見られないカナダヅルやクロヅルも飛来することから、毎年約15万人もの愛好家が訪れています。

 この地域のツルの保護には、長い歴史があります。江戸時代には幕府の権威の象徴として禁猟とされていました。明治に入ると一転、乱獲され、全く渡来しなかった時期もあります。そのため、1916年に禁猟区を設置。以降、21年には一帯が天然記念物に地域指定され、27年には440羽、39年には約3900羽と飛来する数を増やしていきました。第二次世界大戦中は給餌が中止されたことから、300羽以下にまで減りました。…

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