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難民受け入れを「年間最大20万人」に抑制方針を合意
【ベルリン中西啓介】ドイツのメルケル首相は9日、ベルリンで記者会見し、第4次政権発足を目指し、自身が率いる保守系国政会派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と、中道の自由民主党(FDP)、左派系環境政党の緑の党による連立協議を18日から開始すると発表した。CSUの要望に応じ、難民受け入れを「年間最大20万人」に抑制する方針で合意したことも明らかにした。
メルケル氏は連立協議に臨む条件を話し合うため、8日にCSUのゼーホーファー党首と会談。権利の制限につながるとして拒否してきた「受け入れ上限の設定」という表現は避けつつも、保守層の支持離れを恐れるCSUに譲歩し、難民政策を転換した形だ。
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