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徳島の男性がマダニ感染症に飼い犬通じ感染、発症

「重症熱性血小板減少症候群」 男性も犬も現在は回復

 厚生労働省は10日、徳島県内の40代男性が今年夏、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に飼い犬を通じて感染、発症したと発表した。男性も犬も現在は回復している。

     動物を介した感染では、7月に野良ネコにかまれ死亡した例が確認されたが、ペットを通じた感染の確認は初めて。同省は体調不良のペットとの過剰な接触を控えるよう注意喚起している。

     厚労省によると、6月初旬に、ペットの大型犬(雑種メス4歳)が発熱するなど元気がなくなり、動物病院に行った。一方、男性も1~2週間後に発熱や激しい下痢などの症状を訴えた。

     その後、検査で飼い犬の感染が分かったため、国立感染症研究所が男性の検体も調べ、犬から男性への感染が判明した。厚労省は、マダニにかまれた犬の体をなでたりさすったりしたことが感染の原因とみている。

     SFTSはマダニが持つウイルスに感染する病気。致死率が高く、国内では初めて患者が確認された2013年以降、303人の発症が確認され、59人が死亡している。発症は西日本が多く、死亡はすべて50代以上。感染後6日~2週間で発熱や嘔吐(おうと)、下血などの症状が出る。

     厚労省の担当者は「健康なペットからは感染しない。ペットが体調不良になったら接触を控え、直ちに動物病院を受診してほしい」としている。【山田泰蔵】

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