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科学の森

ノーベル自然科学3賞 基礎研究の蓄積を評価

 ノーベル賞の自然科学3賞は、生物の体内時計をつかさどる「時計遺伝子」や宇宙の重力波検出、生体分子の立体構造が見られる「クライオ電子顕微鏡」の研究が選ばれ、欧米の研究者9人の受賞が決まった。いずれも長年の基礎研究の積み重ねが評価された。【荒木涼子】

 ●体内時計を解明

 医学生理学賞は、生物の体内時計の仕組みを明らかにした、米国のジェフリー・ホール氏(米ブランダイス大)とマイケル・ロスバシュ氏(同)、マイケル・ヤング氏(米ロックフェラー大)の3氏が選ばれた。体内時計は、生物が長い進化の過程で、地球の自転で生じる昼夜のリズムに順応できるよう獲得した体の仕組みだ。「時計遺伝子」がつかさどる。

 3氏は1984年、ショウジョウバエを使って時計遺伝子を発見。周期を意味する「ピリオド」と名付けた。ピリオドが作るたんぱく質は夜に増え、昼に分解される。増減は約24時間の周期と同調していた。ヤング氏は94年にピリオドの機能を補う遺伝子も発見。「周期と別の役割」との意味を込め「タイムレス(時間と無関係な)」と名付けた。

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