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長官鳥瞰

「鳥瞰(ちょうかん)」とは空を飛ぶ鳥のように全体を大きく眺め渡すという意味です。1988年ソウル五輪競泳男子100メートル背泳ぎの金メダリストであり、海外留学経験も豊富な鈴木長官が、幅広い視野で2020年東京五輪・パラリンピックに向けたスポーツ界を展望します。

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長官鳥瞰

「スポーツ」もっと身近に=鈴木大地

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 3連休の最終日となった9日は「体育の日」だった。皆さんもスポーツを楽しまれただろうか。かつては1964年東京五輪開幕日の10月10日だったが、2000年からは「ハッピーマンデー制度」で10月第2月曜日に変更された。祝日法では「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」とうたう。

 最近、「体育」という言葉を「スポーツ」に言い換える動きが進んでいる。体育の日も、超党派のスポーツ議員連盟の方々を中心として「スポーツの日」に改称する議論がされている。日本のスポーツ振興をけん引してきた「日本体育協会」も来年4月から「日本スポーツ協会」に変わり、今年は愛媛県で開催された「国民体育大会」も「国民スポーツ大会」への変更が検討されている。

 なぜ今「スポーツ」なのか。私はスポーツという言葉の幅広さを皆さんにも感じ取ってもらいたいと思う。「体育」と聞くと、多くの方が学校での授業を思い浮かべるかもしれない。運動が苦手な方は、つらい思いをしたこともあっただろう。スポーツの語源は、ラテン語の「気晴らし、楽しみ」という言葉。体を動かすことは本来、楽しいことなのだ。

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