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加藤浩子の「街歩き、オペラ歩き」

誰もが憧れる「ザ・オペラハウス」〜ウィーン国立歌劇場

ウィーン国立歌劇場

 「ウィーンは、いつ来てもいいですよねえ」

 音楽ファンの方にウィーンで会うと、ほぼすべての方が、異口同音にこの言葉を口にする。

 ほんとうに、ウィーンほど、クラシック音楽好き、オペラ好きにとってたのしい街はそうそうない。モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーなどそうそうたる大作曲家たちが活躍したこの街は、秋から初夏にかけてのシーズン中には、オペラもコンサートも超一流のパフォーマンスがひっきりなし。これだけでも「音楽の都」と呼ばれるだけのことはあるが、公演が行われる会場がこれまた魅力的。国立歌劇場、楽友協会、コンツェルトハウス、アン・デア・ウィーン劇場、ウィーン・フォルクスオパーといったそれらの会場は、歴史があり、建築としても美しく、価値がある建物ばかりなのだ。加えて、フォルクスオパーを除く四つの会場は、壮麗な旧市街のすぐそば、旧市街を取り巻く環状通り(リンク通り)に沿って、ほぼかたまって位置している。公演の当日ふらりと出かけて、ひとつの会場で振られたら、歩いて数分の別の会場に足を延ばして別の公演を聴く、などということもできる。オペラやコンサートでいえばパリやロンドンも充実してはいるが、街が大きいので、ウィーンのように徒歩であちこちの会場を渡り歩くのはなかなか難しい。ウィーンは、街のサイズも手ごろなのである。

 そんな魅力的な会場のなかでも最大の規模を誇り、「音楽の都」の看板となっているのが、ウィーン国立歌劇場である。

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