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サウジとイラク、27年ぶり直行便

 【カイロ篠田航一】サウジアラビアの格安航空会社(LCC)フライナスは11日、隣国イラクとの直行便を27年ぶりに再開すると発表した。ロイター通信が伝えた。時期は「数週間以内」で、イラクの複数の都市に就航するという。サウジは1990年、イラクのフセイン政権によるクウェート侵攻に対する制裁措置として直行便を停止していた。

     イスラム教スンニ派の盟主サウジは現在、シーア派大国イランと中東地域の覇権を巡り対立している。イランの勢力拡大を懸念するサウジは、「宿敵の影響力を食い止めるため」(ロイター通信)に隣国イラクとの関係改善を目指しており、8月には国境検問所の再開についても合意した。

     現在、イラクはシーア派主体の政権で、イランとは友好関係にある。サウジがこの関係の「切り崩し」を模索している格好だ。イランに近いとされるイラクのシーア派指導者ムクタダ・サドル師も7月、サウジを訪問してムハンマド皇太子と会談し、「共通の利益」について協議した。

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