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スーチー氏、難民支援 国内避難民へ新組織

 【バンコク西脇真一、ニューデリー金子淳】ミャンマーのアウンサンスーチー外相兼国家顧問は12日夜、ミャンマー語で国民向けテレビ演説を行った。少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」の難民や国内避難民が大量に発生している問題に関して、自らが率いる新組織を設立し、難民の帰還や人道支援などの活動を来週開始すると発表した。

     スーチー氏は、海外でミャンマー政府の対応に批判が高まっていることを念頭に、状況は自分たちが一番よく分かっていると強調。そのうえで、難民の受け入れなどを最優先する考えを示した。

     ロヒンギャ難民に関しては、国連人権高等弁務官事務所が11日、報告書で、ミャンマーの国軍がロヒンギャの村を「組織的に攻撃した」とする報告書を出した。難民の流出は止まっておらず、バングラデシュ南東部コックスバザールでは9日、1日で1万人以上のロヒンギャ難民が流入した。密航船の転覆事故も相次ぎ、大規模な人道危機の収束の兆しは見えていない。

     国連によると、フェルトマン政治局長(事務次長)が13~17日にミャンマーを訪問、ロヒンギャ迫害問題を現地当局者と協議する。

     報告書はコックスバザールで9月、難民に行った65件の聞き取り調査をまとめた。国軍が「ロヒンギャを国外追放し、帰還を阻止するため」、ミャンマー西部ラカイン州のロヒンギャの村で放火やレイプ、銃撃などを行ったと指摘している。

     バングラ・メディアなどによると、8月以降の流入難民数は52万人を超えた。

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