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容疑者、前月も3件妨害行為繰り返す

 神奈川県大井町の東名高速道路下り線で6月、追い越し車線に停止したワゴン車が大型トラックに追突されて夫婦が死亡した事故で、ワゴン車の進路を妨害し事故を誘発したとして自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの容疑で同県警に逮捕された建設作業員、石橋和歩容疑者(25)=福岡県中間市=が、事故の前月にも山口県下関市内で3件の進路妨害を繰り返していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

     捜査関係者によると、石橋容疑者は同市内の一般道で5月8日夜、時速約10キロで走行し、後続車に追い越されると、クラクションを鳴らすなどして接近。交差点で停止した相手の車の前に自分の車を止め、窓ガラスをたたいた。

     翌9日未明には、石橋容疑者の車に進路を塞がれて停止した別の後続車に近づき、運転席のドアを3回蹴った。その約5時間後にも低速で走行し、追い越そうとした車に自車を接触させ、相手の車の乗員にけがをさせた。山口県警は5月9日の2件について、石橋容疑者を器物損壊と自動車運転処罰法違反(過失致傷)の容疑で書類送検していた。

     石橋容疑者は東名高速で6月5日夜、静岡市清水区の自動車整備業、萩山嘉久さん(当時45歳)一家4人が乗るワゴン車を中井パーキングエリア(PA)から約1・4キロにわたり追跡。進路を塞ぐ行為を繰り返した上で追い越し車線に無理やり停止させた。停止から約3分後、後続の大型トラックがワゴン車に追突。萩山さんと妻友香さん(同39歳)が死亡、娘2人が軽傷を負った。

     神奈川県警の調べに対し、石橋容疑者は「(中井PAで萩山さんから)駐車位置を注意され、腹が立った」という趣旨の供述をしたとされる。【村上尊一、坂野日向子】

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