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現場の靴跡に酷似 勤務先で押収の靴

 2006年9月に川崎市宮前区のトンネル内で、帰宅途中のアルバイト、黒沼由理さん(当時27歳)が刺殺された事件で、現場から見つかった靴跡が、元会社員、鈴木洋一容疑者(37)=殺人容疑で神奈川県警が逮捕=の持っていた運動靴と酷似していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

 鈴木容疑者は事件の約7カ月後、別の女性を刃物で刺したとする殺人未遂容疑で逮捕された。捜査関係者によると、当時、鈴木容疑者の勤務先で発見、押収された運動靴が、黒沼さんの殺害現場に残っていた靴跡と似ていることがその後の捜査で判明したという。鈴木容疑者は黒沼さんが殺害された現場付近にいたことは認めたが、事件への関与を否定していた。

 鈴木容疑者は殺人未遂事件で懲役10年が確定。栃木県内の刑務所に服役中だった昨年1月、神奈川県警に宛てた手紙で「脳梗塞(こうそく)を患い、悔い改めたいと思った」などと訴え、事件への関与を認めた。逮捕前の聴取では「トンネル近くに車を止めて包丁を持ち、携帯電話を見ながら歩いている黒沼さんの正面から近づいた」という趣旨の説明をしたとされる。【国本愛、木下翔太郎】

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