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高校野球・秋季大会2021

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秋季東北地区高校野球大会

福島で開幕 一関学院敗れる /岩手

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【一関学院-八戸学院光星】五回裏八戸学院光星無死一塁、二盗を試みた一塁走者をタッチアウトに(野手・夷塚)=福島市佐原の県営あづま球場で 拡大
【一関学院-八戸学院光星】五回裏八戸学院光星無死一塁、二盗を試みた一塁走者をタッチアウトに(野手・夷塚)=福島市佐原の県営あづま球場で

 第70回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高校野球連盟主催、毎日新聞福島支局など後援)が13日、福島市の県営あづま球場など2球場で開幕し、1、2回戦計4試合があった。県勢では、一関学院が1回戦で八戸学院光星(青森)に2-9で八回コールド負けし、姿を消した。

 一関学院は3点を追う七回表、無死から5番・滝田丞(じょう)投手(2年)が右前打で出塁。下位打線が犠打や単打で1死二、三塁の好機を作ると、幸田風揮(ふうき)中堅手(2年)が左越え2点適時二塁打を放ち、1点差に追い上げた。

 しかし、投手陣はその裏、3番手の岩渕希望(のぞむ)投手(1年)が先頭の相手4番に右越え本塁打を浴びると、代わったエース・滝田投手も3連続四死球などで2失点。八回も連続四球で失点するなど安定せず、抑えきれなかった。

 投手陣は、先発・新沼哲平投手(2年)と2番手・佐々木琉(るい)投手(同)の継投で五回まで1失点。打線は、相手先発投手の鋭い変化球に苦しみ、五回まで1安打に抑えられた。六回、1死満塁で中軸が連続三振に倒れ、流れを引き寄せられなかった。

 同球場での開会式は雨天のため内野スタンドで行われた。選手たちは学校名がアナウンスされると、引き締まった表情で拍手を送っていた。聖光学院(福島)の矢吹栄希(はるき)主将(2年)が「懸命に生きる被災者の方に希望を与えられるよう、ゲームセットまで戦い抜きます」と選手宣誓した。

 14日は2回戦6試合を予定し、県勢は花巻東が角館(秋田)と、黒沢尻工が東海大山形(山形)とそれぞれ戦う。【三瓶杜萌】

 <県営あづま球場>

 ▽1回戦

一関学院(岩手)

  00000020=2

  01000233=9

八戸学院光星(青森)

 (八回コールド)

 (一)新沼、佐々木、岩渕、滝田-吉田

 (八)成田、福山-瀬川

▽本塁打 長南(八)

▽二塁打 幸田(一)〓井、近藤(八)


癖を克服、自分のスイング 幸田風揮(ふうき)中堅手(2年)

 七回、3点差を追う攻撃。2死二、三塁の好機で打順が回ってきた。2ストライクに追い込まれ、息をつく。「どんな球が来ても全力で振り抜こう」。真ん中高めの直球をフルスイングすると、打球は左越え2点適時二塁打に。塁上で拳を突き上げた。

 県大会準決勝の花巻東戦。変化球をことごとく振らされ、4打数無安打に終わった。「上位に好機を作る、9番打者の役割を果たせていない」

 県大会後、練習で選球眼を磨くことに比重を置いた。素振りでは目をつぶり、低めの変化球が投げ込まれる場面を思い浮かべる。バットを振り切る前にスイングを止め、バットの位置を確認する。この動作を1日1000回、毎日続けた。

 レギュラー入り後、八戸学院光星には3戦3敗していた。エース、福山優希投手(2年)の140キロ近い球を打てなかった雪辱を果たそうと、素振りで何度もイメージを固めた。

 「癖を克服し、自分のスイングができたのは良かったが、力の差を感じた。冬場の練習に打ち込み、もっと強くなりたい」。前を見据えた。【三瓶杜萌】

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