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創作の原点

絵手紙作家・小池邦夫さん ときめき送る絵手紙

自身の手による絵手紙を広げる小池邦夫さん。「誰にもできることを誰にも出来ない程やりつづける」は妻の恭子さんに宛てた=東京都狛江市で2017年10月4日、宮本明登撮影

 自らの思いを筆に乗せ、絵と相手へのメッセージを届ける絵手紙。その創始者である絵手紙作家の小池邦夫さん(76)=日本絵手紙協会(東京都中央区)前会長=は、友人に送り始めたのを機に、半世紀以上にわたって描き続けている。自身の「手紙書き」としての原点は、中学生の時に教師から送られた手紙だったと振り返る。

 「筆や墨のような古い媒体でも、それで描いたものって、見た人の心に入ってくる。僕も気持ちが満ちていないとうまく描けない。描くほうと受け取るほうの両方に心地よさ、ときめきがあるのが絵手紙」

 東京都狛江市の団地の一室を借りたアトリエ。小池さんは近くの自宅から毎朝、徒歩や自転車でアトリエに通い、夕方まで絵やそのときに心に浮かんだ文章をしたためる。毎日10通以上。パソコンを持たずテレビ番組の録画もしない“アナログ人間”は、インターネットのメールが普及した時代でも「手紙なら、その日の心の『心電図』が残る気がして」と筆を執る。

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