歌舞伎

芸術祭十月大歌舞伎 敵役ぶりが秀逸=評・小玉祥子

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 昼がインドの古代叙事詩が原作の「極付印度伝(きわめつきいんどでん) マハーバーラタ戦記」(青木豪脚本、宮城聰演出)。神の子である迦楼奈(かるな)(菊之助)が、象の国の王位をめぐる鶴妖朶(つるようだ)王女(七之助)と百合守良(ゆりしゅら)王子(彦三郎)を頭とする5人兄弟の王子との戦いに関わり、同じ汲手(くんてぃ)姫(時蔵)を母とする阿龍樹雷(あるじゅら)王子(松也)と雌雄を決するまでが描かれる。

 神々が並ぶ「忠臣蔵」の「大序」を思わせる序幕から始まり、弓試合、立ち回りなどが両花道を用いてテンポよく展開。びょうぶを模した背景を使った深沢襟の美術が神話的世界に合う。

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