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ペルーで五輪熱じわり 羽生に憧れ跳ぶ1回転

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ペルー初の常設リンク。外から湿った外気が流れ込むため、氷の状態は決していいとは言えない=田原和宏撮影
ペルー初の常設リンク。外から湿った外気が流れ込むため、氷の状態は決していいとは言えない=田原和宏撮影

 南米ペルーで、いつかフィギュアスケートで五輪に出場するという夢を持つ若者たちがいる。5人の選手で始まったスケート教室はわずか5年で150人を超えた。国際規格の半分の広さしかないリンクを使い、ローラースケートフィギュア世界選手権出場という異色の経歴を持つ指導者の下、明るく陽気な挑戦が続いている。

 リマ市内の中心部にある遊戯施設内で、子どもたちの声が響き渡る。2011年に完成したという同国初の常設リンク「アイスランドパーク」だ。「日本から来たの? ここでユヅル・ハニュー(羽生結弦)を知らない人はいないよ」。日本から見て地球の反対側にある国の子どもたちが口々に14年ソチ五輪の男子金メダリストに親しみを込めていた。

 12年にアルゼンチン人のセルヒオ・ロイスさん(37)が指導者として招かれ、基本技術を教える教室が始まった。転機は15年に南米5カ国のクラブの主催で初めて開催された“南米選手権”。フィギュアスケートとは縁遠い国同士で協力し合い、選手たちに国際試合の機会を設けた。ペルーは出場選手が各レベルで“金メダル”を手にして自信を深めた。今年11月のエクアドルでの大会には約40人が参加する予定だ。第1回大会で優…

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