オーストリア

欧州に「反移民」伸長 右派政権誕生へ

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国民党の祝勝会に出席するクルツ党首=ウィーンで2017年10月15日、ロイター
国民党の祝勝会に出席するクルツ党首=ウィーンで2017年10月15日、ロイター

 【ウィーン三木幸治】オーストリア国民議会(下院)選が15日投開票され、暫定集計の結果、移民排斥を訴える中道右派の国民党が勝利し、「反難民」の極右・自由党が中道左派・社会民主党と第2党を激しく争う形となった。専門家は、国民党が自由党と連立を組むとみており、10年ぶりに右派政権が誕生する可能性が高くなった。

 欧州の中でも経済的に豊かなオーストリアだが、2015年に人口の約1%にあたる約8・5万人の難民らが流入すると、反難民、反イスラムを掲げる自由党に支持が集まった。反難民の機運が高まる中、穏健な右派の国民党も難民への手当削減など強硬姿勢に転じて支持を回復させた。選挙戦では両党が反移民政策を競い合う格好となり、5月の仏大統領選、9月の独議会選に続き、右派政党の欧州における伸長を改めて示した。

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