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私だけの東京・2020に語り継ぐ

著名人へのインタビューを通じて、東京の魅力を再発見します。

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私だけの東京・2020に語り継ぐ

エッセイスト・犬山紙子さん

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私だけの東京・犬山紙子さん=東京都目黒区で、2017年10月10日午後、庄司哲也撮影
私だけの東京・犬山紙子さん=東京都目黒区で、2017年10月10日午後、庄司哲也撮影

輝く街に見合っていたい

 東京の夜を楽しむ大人たちは、恋をして、おしゃれして、時には悲しくなる--。小学6年生の時、親戚のお姉さんからもらったCDの影響で、漠然とそんなイメージを東京に抱いていました。解散した音楽グループ「ピチカート・ファイヴ」のアルバムに入っていた「東京は夜の七時」という曲。昨年のリオデジャネイロ・パラリンピックの閉会式で、次の東京大会のプレゼンテーションに使われています。「東京に行ったらきっとこんなおしゃれなお店が……」。歌詞に描かれた情景や世界観に猛烈に憧れました。

 ピチカート・ファイヴは、1990年代に「渋谷系」と呼ばれた音楽ジャンルのグループです。「渋谷系」は今年再び話題になりましたが、東京を想起させる名称に、地方に住んでいた私のような子は憧れをものすごくかき立てられたのです。「渋谷」や「原宿」といったキーワードを目にしたり、耳にしたりすると、漫画や本など「サブカルチャー大好き少女」だった私の憧れは募るばかり。「東京に行けばいろんな刺激や面白い人、へんて…

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