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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第76期名人戦A級順位戦 深浦康市九段-屋敷伸之九段 第21局の2

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難しい待ち方

 図から15分の考慮で屋敷は深く7二に飛車を引いたが、ここは[後]7四飛と中段に引く手も有力だった。「[先]8二銀と打ってこられるかもしれないと思って7二に引いたのですが……」と感想戦で屋敷は言う。図から[後]7四飛[先]8二銀[後]7三桂[先]9一銀成[後]6二金が感想戦で並べられ、この変化は先手が香得するものの成銀が9一で遊ぶ格好となるため形勢は微妙。[後]7四飛に[先]8二銀と打って勝負に出るのは先手としても度胸がいるところであり、[後]7四飛に対して無難に[先]6九玉[後]7三桂[先]9六歩と駒組みを進めるのは一局の将棋だ。

 本局は「待ち方が分かりませんでした」と屋敷は感想を述べた。[後]6四歩はできれば突きたくない歩だが、先手陣に6~7筋から盛り上がられるのも嫌。また先手から[先]4五銀と打って攻められる筋も警戒しながら駒組みを進めなければならない。後手が銀交換に成功したものの、本局ではさほどポイントを挙げたとは言えない格好だった。

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【第79期名人戦】

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