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スイーツ

今年のハロウィーンは“グロかわ”

ヒルトン東京お台場のハロウィーンのデザートビュッフェで提供されるスイーツ=岡部恵里撮影

 10月31日はハロウィーン。日本でもブームが定着する中、今年はグロテスクで可愛らしい“グロかわ”なスイーツがはやっているという。【岡部恵里】

ホテルのデザートビュッフェも

ヒルトン東京お台場のハロウィーンのデザートビュッフェで提供されるスイーツを撮影する女性客=岡部恵里撮影

 ヒルトン東京お台場(東京都港区台場)では、約35種類のスイーツを提供する、ハロウィーンのデザートビュッフェを開催している。午後3~5時の2時間食べ放題で、大人は平日3000円、土日3500円(いずれもサービス料別)。客の多くは、20~30代の女性たちだ。スイーツが並ぶと、真っ先に取り出すのは、スマートフォン。インスタグラムなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にアップし、思い思いに撮影した後、やっとスイーツを皿に取っていた。

 ホテルのデザートビュッフェというと、上品なものを想像しがちだが、同ホテルでは、目玉や脳みそなどグロテスクなビジュアルのスイーツが並ぶ。マーケティングコミュニケーション部の粉川元美さんによると、近年のゾンビブームも受け、“グロかわ”をビュッフェのテーマにしたという。「完成までは苦労しました。シェフは多くが男性。彼らが作るハロウィーンスイーツは、ただ気持ち悪い、怖いだけで、かわいさが足りなかったのです。そこでマーケティング部の女性陣の意見も取り入れ、ようやく完成にこぎつけました」

 スイーツの色合いは黒と白をベースにした。味が単調になってしまうのではとの懸念もあったが、そこはプロの集まり。同じ色合いであっても、カシスのソースを忍ばせるなど、味のアクセントをつけた。「デザートビュッフェがおいしいのは当たり前。ただハロウィーンの場合は、プラス“何か”を求められている。そういう意味では、デザートは一番遊びやすい食のジャンルかもしれません」

 デザートビュッフェに並ぶスイーツには、それぞれ名称も付けた。例えば「ひと思いに食べて 目玉のフロマージュブランタルト」は、フロマージュブラン(仏語で白いチーズ)のムースの下に、レモンクリームをしぼったチョコレートタルト。レモンの酸味が利いており、さっぱりとした味わいの“目玉”になっている。粉川さんは「『棺桶(かんおけ)ティラミス』や『墓石のタルトガナッシュ』『甘酸っぱい眼球ごろごろスープ』など、ドキっとする名称も楽しんで」と話している。

仕掛けのあるスイーツも人気

ハワイ料理専門店「エッグスンシングス」の「トリックブラッドパンケーキ」=岡部恵里撮影

 パンケーキブームの火付け役のハワイ料理専門店「エッグスンシングス」は、ハロウィーン限定で紫芋のソースがかかった「トリックブラッドパンケーキ」(1680円)を販売。パンプキン味のホイップクリームを添えるなど、紫色と黄色というインパクトのある色合いに加え、パンケーキを切ると中から“あるもの”が出てくるというお楽しみも。営業企画部の高橋栄夫さんは「ハロウィーンスイーツは、おいしさプラスSNS映えプラス、驚きや感動があるものでないと」と話す。またハロウィーン限定の「ハロウィンドリンク」(650円)は、青色のレモネードに真っ赤なストロベリーソースを注射器で注入して飲む仕組みだ。グラスに赤いしずくがゆっくり滴るさまは、まるで血を注いでいるかのよう。まさにハロウィーン気分を味わえる飲み物となっている。

回転ずしも

回転ずしチェーン「くら寿司」の「魔女の海老マヨ」=岡部恵里撮影

 回転ずしチェーン「くら寿司」を運営するくらコーポレーションは、初めてハロウィーンメニューを4種類用意した。イカスミで黒くアレンジした「消えるお化けの黒カレー」(370円)は、シャリの上に綿あめを乗せて“消えるお化け”を表現。見た目がグロテスクな「魔女の海老マヨ」(200円)は、紫キャベツの特製マヨソースをトッピング。マシュマロ8個をワッフルで包んでホラーなイメージを再現した「魔女のはぐき」(250円)や、ミルクムースの上にイチゴゼリー、チョコレートを乗せて目玉を表現した「恐怖の目玉ムース」(100円)といったスイーツも販売する。同社の広報宣伝部の辻明宏さんは「普段はファミリー層が多いが、今回のハロウィーンメニューは、若い女性をターゲットに商品開発を行った。このメニューを食べるだけでも構わないので、SNSにどんどん投稿してほしい」と話す。

“コワかわ”スイーツも登場

米国発のドーナツ専門店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の「エンジョイ ハロウィン ダズン(12個)」=岡部恵里撮影

 一方、グロテスクまではいかないが子供たちでも楽しめる、ちょっと怖くて可愛らしい“コワかわ”ハロウィーンスイーツも販売されている。米国発のドーナツ専門店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は、ジャックランタンやバンパイアをイメージしたドーナツを販売(213円より)。アイスクリーム販売チェーンの「B-Rサーティワンアイスクリーム」は、お化けをモチーフにしたクッキーなどをのせた「ハロウィンサンデー」(シングル436円、ダブル602円)を販売している。

 また近年、ホームパーティーでハロウィーンを楽しむ傾向もあり、輸入食品を取り扱う「カルディコーヒーファーム」を展開するキャメル珈琲(東京)は、ハロウィーン手作り製菓キット(695円)を数量限定で発売。お化けをイメージした、コワかわスイーツを作ることができるという。(金額はいずれも税別)

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