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特集

毎日新聞「愛読者セット」ならデジタル紙面は無料! パソコン、タブレット、スマホで読める サイトでも「我らが少女A」

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 毎日新聞朝刊の連載小説、高村薫さんの「我らが少女A」が好評です。池袋で起きた撲殺事件と12年前の未解決事件に関わっていたとされる「少女A」。その人物像をめぐり、高村作品でおなじみの警察官、合田雄一郎をはじめさまざまな人物の記憶と心象風景が次々交錯し、目がはなせません。毎日新聞「愛読者セット」をご利用いただくと、ニュースサイトで一気読みできます(https://mainichi.jp/girlsA/)。

    高村さん「街と人、濃密に」 一気読みも再読もラクラク

     東京・池袋で女の撲殺死体が発見され、この女が関わっていた未解決事件の再捜査が始まることで物語は動き出します。女の名は上田朱美(27)。加害者である同居していた男の証言で、朱美は以前、東京都郊外の野川公園の殺人現場で拾ったという絵の具のチューブを持っていたことがわかります。それは12年前の冬、元中学校の美術教師・栂野(とがの)節子が殺害された未解決事件に関連していました。朱美は、節子の開いていた絵画教室の生徒だったのです。

     すぐに過去の事件の再捜査が始まり、警察が関係者を訪ね回ります。朱美の母親、節子の家族、周辺人物……。朱美は節子の孫真弓と仲が良く、吉祥寺で不良仲間らとつるんでいた話や栂野家の暗部も蒸し返され、小型機が行き交う武蔵野の空の下、静かに暮らす人々の日常が事件に侵食されていきます。

     合田はかつて野川事件の捜査責任者であり、当時朱美への聴取も行われていました。彼は「子どもでも大人でもない異形の生物」として、強烈にひきつけられた少女の姿をありありと思い出します。

     一体、自分の捜査のどこに見落としがあったのか? 定年が見えてきた合田の心に事件が重くのしかかります。現在、警察大学校の教授である合田は、朱美についての記憶をたどりながら、捜査員としてではなく、一人の男として事件と向き合うことになります。

    「一回一回読み切りのつもりで」

    高村薫さん

     連載開始前、「単純に見えて複雑な一般の人の暮らしや、価値観をありのまま書きたい」と語っていた高村さん。連載を始めてからの手応えをこう話しています。

     「先のことはあまり考えず、一回一回読み切りのつもりで書いています。途中から読む人も、時々読む人も楽しんでいただけるように。その繰り返しで毎日書きつないでいます。土地があってこその人間という思いから、舞台となっている街については特にこだわって詳細に書いています」

    挿絵「複数の視点で広がりを」

    多田和博さん

     イラストの描き手が毎日変わるという新しい試みも注目を集めている「我らが少女A」。挿絵には、作風も経歴も異なる17人のイラストレーターや写真家らが参加しています。取り仕切るのは、高村さんの本のデザインを長年手がける装丁家の多田和博さん。なぜこんなことを思いついたのでしょうか。

     「新聞小説の挿絵は1人で長期間、何百枚も描き続けます。しかし、ベテランでも毎日だとマンネリに陥ることもあるのではと。今回いろいろな人物の心象風景が出てくると聞いたので、複数の描き手の視点や見せ方のほうが、より作品世界の広がりを表現できるのではないかと考えました」

     人選や分担は、おのおのの得意分野をいかせるよう多田さんが割り振っているといいます。「若い人には、気になった場面を自由に描いてみてと言うこともあります。野川公園の風景や草木は、武蔵野の風景を描き続けている赤(せき)勘兵衛さんの作品からお借りしたり、ヤマモトマサアキさんや西口司郎さんには警察官や捜査シーンを。若手女性陣には、少女Aや女子高生の目からみた景色などを実際、野川公園や吉祥寺で取材した上で描いてもらっています」

     そうやって数カ月。「無謀だったな」と笑います。「思っていたよりバラバラな感じにならずよかったなと思っています。例えば、上田朱美の殺害後の回、高架下のゴミ捨て場のイラストを選びました。いかにも殺人現場というものよりそのほうが、大人になった朱美の境遇を読者に想像してもらえると考えたからです。描き手の皆さんにはあまり文章をなぞらないようにとお願いしています」

     新たな挿絵担当メンバーも加わりました。第71回から合流したのはイラストの仕事を始めて6年目のagoeraさん。「このようなかたちで初参加できるのはありがたい。自由に描かせていただけてうれしいです」と意欲を見せます。

     この試みに対し高村さんは、「これは挿絵というより挿画(そうが)で、本文と対等になっているのがいいなあと思っています。有名無名関係なく、描き手の方々が平等に競い合える場となっているのなら、小説家として誇りに思います」と話しています。

    石田衣良さん新連載、11月から連日アップ

     今野敏さんの連載小説「カットバック」は31日に終了し、11月1日からは石田衣良さんの「炎のなかへ」がスタートします。毎日新聞ニュースサイトでもお楽しみいただけます。ご期待ください。

    社会人野球日本選手権 速報や写真特集 来月2日開幕

    昨年の第42回日本選手権決勝で、優勝を決めて喜び合うヤマハの選手たち。今年の栄冠はどのチームに輝くか=小関勉撮影

     社会人野球の年間王座を争う第43回社会人野球日本選手権大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催、大阪市共催)が11月2日から12日まで、京セラドーム大阪(大阪市西区)で開かれます。

     今夏の都市対抗野球の覇者・NTT東日本(東京都)や、9月の全日本クラブ選手権で優勝した和歌山箕島球友会(和歌山)が推薦枠で出場。このほか、全国各地で開かれた主要JABA(日本野球連盟)大会で優勝した9チームと、全国9地区の予選を勝ち上がった21チームの計32チームが一堂に集い、単独チーム日本一をかけて争います。

     ニュースサイトでは日本選手権の特集サイトを設けており、速報や写真特集など多彩なコンテンツで大会を詳報します。多くのプロ選手を輩出している社会人野球最高峰の大会を、紙面とともにニュースサイトでもお楽しみください。


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