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第79期名人戦

現在棋界最多の3冠を誇る渡辺明名人に挑むのは誰か?第79期名人戦と順位戦を特集します。

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第76期名人戦A級順位戦 三浦弘行九段-広瀬章人八段 第22局の2

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広瀬、仕掛ける

 かつて振り飛車穴熊を駆使して勝ちまくり「振り穴王子」の異名を取った広瀬。2010年に王位を獲得した時の原動力となったのもこの戦法だった。その後、居飛車党に転身したが、A級4期目の今期、1勝2敗で迎えたこのタイミングで伝家の宝刀を抜いてきた。

 居飛車穴熊には[後]6四歩~[後]6二飛~[後]6一金寄の形で応戦するのが以前の広瀬流だったが、本局は[後]7四歩~[後]6二金寄の構えを採った。いずれ角交換から[後]7三角と打つ手を含みに、先手の攻めをけん制する狙いがある。「本局の形のほうが穴熊は堅いけれど、基本的には待機策なので、後手番ならではの指し方だと思います」と広瀬。

 さて図は[先]3六飛と寄り、[後]4三銀(5四の銀を戻した)に[先]2六飛となった局面。もしここで[後]5四銀[先]3六飛……を繰り返せば千日手の可能性がある。「当初はそのつもりだったのですが、本譜の[後]4四銀と上がった形はこちらから仕掛けることになりそうだったので、あえて打開してみました」と広瀬。

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