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大阪府は、LGBTなど性的少数者の就労支援に本格的に乗り出した。就職活動で悩みを抱える人たちに対応するため、9月末からトランスジェンダーの相談支援員を雇用。企業向けの啓発冊子にも今年度からLGBTの採用に関する項目を設けた。府によると、都道府県によるLGBT対象の就労支援は初めてという。
府は就職支援施設「OSAKAしごとフィールド」(OSF、大阪市中央区)で高齢者や障害者向けの就労支援はしていたが、LGBTは求職者向けのカウンセリングなどで個別に対応する程度だった。OSFが5月にリニューアルしたのをきっかけに、就労のハードルが高い人も対象に加えようとLGBTへの支援を打ち出した。
まず、LGBTの当事者と職員との意見交換会を6月に実施。当事者からは「就労支援の窓口でフルネームを確認されると困る」「面接時の服装をどちらの性別に合わせればよいのか迷う」などと意見が寄せられた。
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